ヘッドフォンにしろ、スピーカーにしろ、知らない素晴らしいアイテムが
世の中には隠れているのだと知った、CUBEとの出会い。
イヤフォン&ヘッドフォンも、そりゃもういろいろ試してきました。
最初はコスパに惹かれてPHILIPSに始まり、SONY、JVC、BOSEと、
庶民派レベルで好きな音楽をいい音で聞きたい!という素朴な欲求から、
あれこれと遍歴。
でも、せいぜい、諭吉さんひとり前後、です。
何せ、イヤフォン&ヘッドフォンは悲しいかな、消耗品。
毎日使うものだから、断線、という悲しい経年劣化が付き物です。
それに、そっこまでマニアックにこだわってるわけでもない。
仕組みとか理屈とか技術と全然かわかんないし、
どんだけすごい理論でも、耳で聞いてピンと来なければ意味がないし。
なので、今回の新作ヘッドフォン試聴イベントも、
Twitterで見かけた最初は「気になるけど、詳しいマニアさん向けだな」
と思ってスルーしてたら、
何度か告知が流れてたので「もしかして人気ない?」と思い(失礼)、
また「豪華お土産があるかも」の添え書きに釣られて(笑)
好奇心とお土産に釣られてのこのこ申し込んだら…
超☆場違いだったー!!!\(>o<)/
何、この本気会場!
撮影用に一眼レフは当然、下手するとカメラ複数台持ってる人ばかり!
スマートフォンにポータブルアンプ付けてる人もいるし!
…おまけに、お土産なんてなかったので、完全にダマされたー!(笑)
けれども、開発の現場からのお話は、すんごく面白かったのでした。
普段、当たり前のように耳にしているイヤフォン&ヘッドフォンたちは、
技術者の方達の、ゴールのない弛みのない音の追求のおかげで、
こうして楽しめるんだなぁ 。
http://www3.jvckenwood.com/accessory/sz/
しかし、デッカい!ごつい!重い!
どれだけ音が良くても、さすがに女の身でこりゃ外に付けては
絶対に歩けない!(爆)
いや、男性だってかなり勇気がいるんじゃ…
でも、いざ付けてみると、頭に綺麗にフィットするので
意外と重さを感じないのでした。
コードもぶっといタイプじゃないので、そこまで仰々しくはないし。
何より、一度音を聴いてしまうと、そんなのどうでもよくなってしまった…
視聴音源リストはJAZZ、クラッシックばかりのラインナップで、
そうした加工のない、生の原音の良さを楽しむ楽曲向きな印象。
というか、高級オーディオアイテムはみんなそうですね(爆)。
実際、自分のiPhoneつないで片っ端から視聴してみても、
・ピアノ曲
・映画(英語勉強用に音声にしたやつ。ものすっごい臨場感で顔がにやける)
・合唱曲(今までどんなイヤフォン、ヘッドフォンでも音が割れてしまうLIBERAの
とある曲が、初めて完璧に聴こえた!)
・ 八神純子 みずいろの雨(爆/すごいな八神純子!)
は、 「本当はこんな音がしてたんだ!」と感動ものの音でした。
ずっと聴いてたかった…(もう試聴時間あっという間…)
ちなみに、1000が2万5000円、2000が3万5000円。
聴き比べても私ごときにわかるかな〜、と思ったのですが、
ウーハー部分に真鍮でコーティングした2000の方で聴くと、
明らかに音が澄んでいるので、途中から2000でしか聴いてなかった。
聴き比べたら1000に戻れない(危険)。
お話で、「JVCは原音の再現を追求し続けている」とおっしゃっていたけれど、
質の高い重低音と、澄んだ中高音を両立させることを目指して、
本来の音源が持っている臨場感、音の力を職人魂で追求しているヘッドフォン。
そんな印象。
これ、ピアノの先生してるSさんや、
音楽を生業にしてる従姉妹のNちゃんにはぴったりの
ヘッドフォンなんじゃなかろうか。
短い時間だったので、またゆっくり、じっくりあのヘッドフォンで聴いてみたいなぁ。
(まんまと)
が、しかし。
帰り道、同じ曲をNuforceのイヤフォンで聴いていると、
私が普段よく聴くボーカル曲や澤野曲は、
Nuforceの方が「聴きたい音」で鳴らしてくれる気がする。
原音からは離れてしまっているのかもしれないけれど、
(もしくはこれらの音楽の原音が貧しいのかもしれないけれど)
普段着の耳が好む、楽しめる音は、Nuforceの音の方だったりする。
ふしぎ。
JVCはFXT-90を持っていて、「可もなく不可もないイヤフォンだなぁ」と
思っていたのだけど、
原音の再現性の精度と、それが自分の好きな音かどうかは、また別の問題なのかも。
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