朝から、暗くなった今さっきまで、
次々、ずっと、
トノにお別れをしてくれる人たちを迎えていました。
こんなに沢山の人にお別れに来て貰えて、
たくさんのいいにおいのする綺麗なお花にかこまれて、
甥っ子と姪っ子からはお手紙まで貰って、
お殿様扱いなトノ。
さすがトノ。
子供から大人まで、いっぱい色んな人に好かれてた。
おかんはうれしいよ。
朝から、暗くなった今さっきまで、
次々、ずっと、
トノにお別れをしてくれる人たちを迎えていました。
こんなに沢山の人にお別れに来て貰えて、
たくさんのいいにおいのする綺麗なお花にかこまれて、
甥っ子と姪っ子からはお手紙まで貰って、
お殿様扱いなトノ。
さすがトノ。
子供から大人まで、いっぱい色んな人に好かれてた。
おかんはうれしいよ。
昨日から、ぼんやりしていると勝手に口から出てくるのが、
何故かRentの「I'll cover you」
好きな歌だけど、何でかなあって、
歌詞を思い出したら、
ハマりすぎてて、何で勝手に今この歌が
口から出て来るんだか。
さっきまで近くの友達が来てくれていて、
ゆっくり、沢山、とりとめもなく話していたら、
夕方までの呆然とした気持ちが、少し落ち着いてきました。
スミと私だけだと、ひたすら泣いてばかりだったけれど、
猫先輩である友達の、
飼猫を見送った体験を聞いていると、
ああ、同じだ、と思えて、少し楽になって。
いつものの場所の、いつもの黒猫ベッドに寝かせていると、
あんまりいつも通りすぎて、
ただ寝ているだけに見えて、
起きてこないことが納得できなくて苦しい感じだったけど、
なるべく涼しい場所に、とベッドの置き場所をかえて、
いただいた綺麗なお花を横に飾ったら、
いつも、じゃなくて違う別の空間になって、
ああ、いつものトノじゃない、とやっと区別がついた気がする。
お花って、こんな意味でも重要なのか。
24時間前はまだ生きてた。
まだ呼吸してて、鳴いて、
私によじのぼる元気もあった。
そんな話や、
思ったことや、
後悔や、
そんなあれこれを体験者である友達に受け止めてもらえて、
トノの話や、全然関係のない笑い話をしながら、
これはお通夜なんだな、と。
見送る側の心の整理を、
こうして誰かとするのは、
すごくありがたい。
お通夜は大事だ。
見送る側にとって。
もう、スミの分だけでいいってわかってるのに、
2猫分、用意してしまう。
サプリメントもそもそもトノのためのものだから、
入れなくてもいいんだけど、
いれてしまう。
サプリメントの袋の口が開きっぱなしだったのは、
ちょうどご飯を用意してるときに、
容態急変の電話がかかってきたからだ、と
朝のことを思い出す。
昨日の今頃は、普通にトノはご飯食べてた。
スミが、いつものように食べない。
しきりに背後を気にする。
待ってても、トノは来ないよ。
何故か、今のトノはスミにとってまったく別の存在らしく、
シャーッって威嚇したりする。
動かないのに。
トノなのに。
どうしてだろう。
昨日の深夜の病室から、
泣けて泣けて仕方がない。
馬鹿みたいって思うのに、
苦しいのも辛いのもトノであって私じゃないのに、
自分でも呆れるくらい、涙が止まらない。
ベッドにいるトノを見てると辛い。
いつものように撫でても、冷たい。
もっふるたん、って呼んでも、お腹みせてくれない。
しんどい。
じっとしてるとどんどん色んなことが浮かんでくるから、
何も考えたくない。
でも、友達から来たメールで、
泣けるだけ泣いていい、
それだけ楽しいこと、嬉しいことがあったという証拠だ、
ってあって、
そしたら、2年半泣き続けたっておつりがくるくらいだ、と思った。
彼女にメールするとき、必ずスミトノが何したって
笑い話を書いてた。
毎回、毎日。
ネタをわざわざ選んでたくらい、
書ききれないくらい、いつも楽しいことばっかりだった。
そんなに楽しい、嬉しいことをいっぱい持ってきてくれたんだもん、
いなくなった喪失が、果てしなく大きいのも、当然だ。
そんなこともわかってなかった。
私、猫と暮らすってことが全然わかってなかった。
こうしてPC打っているとき、
いつも背中からよじ登ってくる
トノが、ずっとベッドの中。
確か、マイミクさんのえりりんさんの愛猫くんが、
似たような症状で、そして復活された日記を拝読したことがある。
今、読みに行ったら、やっぱりすごく似ている。
もっとよく読んでおくんだった。
お話を聞いておくんだった。
トノ、アトムくんみたいに助けてあげられなくて、
本当にごめん。
今回のことで、後悔は沢山ある。
中でも、最大なのは、
深夜診察してくれる
信頼できるかかりつけを見つけておくこと
いつか、スミトノにハーネスをつけて公園に行ってみたい。
いつか、スミトノに新しいキャットタワーを買おう。
いつか、あれも、これも。
何で、どれも早くしなかったのかな。
もっと一緒にいればよかった。
もっと一緒に寝ればよかった。
もっと沢山遊べばよかった。
あれだけひとなつっこっくて、
犬のようだといわれるほど愛想が良くて、
甘えん坊で、
お客さん好きで、
子供も平気で、
モフモフされるのが好きで、
シーバが大好きで、
虫系・紐系のおもちゃが大好きで、
ワイヤーバードが大好きで、
首輪は嫌いで、
キッチンの上で水を飲むのが好きで、
おかんの風呂上りをいつも待ち構えていて、
おやつを食べるのが下手で、
ホットカーペットにもぐるのがうまくて、
おかんの足でつめをとぐのが好きで。
1日の朝も、そうだった。
ヒゲの模様で、すぐに顔を覚えてもらえた。
スミとのケンカは負けてばかりだった。
おかんを頭を枕に寝るのが好きで、
顔をいつも舐めて、ざりざりが痛かった。
あんなのいくらでも舐めさせてあげればよかった。
トノが大好きなおもちゃ、買い置きしてあったのに。
もっと壊れるくらい遊んであげればよかった。
トノが好きなご飯も買いだめしてあるのに。
ボランティアさん、トノを私なんかに預けてくれて
ありがとうございます。
トノに出会わせてくれたHirokoさんも
本当にありがとう。
トノを可愛がってくれた沢山の人たちも
ありがとう。
トノ、おかんと暮らしてくれた2年と5ヶ月、
ありがとうね。
ふがいないたよりないおかんでごめんね。
まだ寝てるみたい。
明日起きたら夢だったりしないのかな。
ひどい初夢だ。
こんなに急に見送ることになるなんて
思いませんでした。
気持ちの整理も、当たり前だけど全然つきません。
夜通し怖くて携帯握り締めてて、
早朝、容態が芳しくない連絡をもらって、
朝の検査後に見舞いに行くことになったものの、
直後に容態急変との連絡があり、
即座に病院にかけつけたときには、
もうたぶん、きっとダメだったんだと思います。
酸素呼吸器と心臓マッサージ。
トノの口元は血に染まってた。
肉球も真っ白だった。
肺に水がたまっている、といわれて、吸引されていて、
点滴にも色んな薬を次々入れてて、
何度も電子音のアラートが鳴って、
どんなに撫ででも、呼んでも、だめだった。
しっかりしろ、って先生が何度も云ってた。
私が着いてからも1時間以上心臓マッサージを続けて、
先生から、遠慮がちにもう無理だと告げられた時に、
やっぱり、と。
ごめんね。怖かったね。痛かったね。苦しかったね。
病院に連れて行ったのがよかったのがわるかったのか
わかりません。
こんなことになるなら、家で見送れた方がトノにはよかったのかも。
スミは、あれだけトノを探していたのに、
帰ってきたトノには近付こうとしません。
もう違うものなのか。
お気に入りの場所の1つ、黒猫ベッドに寝かせてると、
いつものままで、
今すぐ起きてきそう。
おかんにシーバねだりにきそうだよ。
昨日の今頃、膝にのってゴロゴロいってたのに。
夜も元気にご飯平らげてたのに。
私の膝に手をかけて寝ていたのに。
本気でありえない、こんなこと。
先天性の心臓疾患があって、
そのための血栓ではないかといわれました。
それが本当かどうかは今はもうどうでもいい。
4日、自分の誕生日に見送ることに決めました。
泣き過ぎて頭痛いくらいなのに、
手配をすぐ思い出せたのは、
一昨年、友達から以前教えてもらっていた、
もしものときの連絡先のことがあったから。
こんなに早く電話することになるとは
思わなかったけれど、
教えておいてもらって、よかった。
トノを見送りに来てくれる人たち、本当にありがとう。
また元気なトノに会ってほしかったけれど、
最後のお別れになってしまいました。
まったくめでたくない年明けです。
良く寝て、良く遊んで、夜もアニモンダのパウチを
がつがつ一気食いしてたのに。
キャットタワーにも自分で登って眠ってたのに。
夜中の10時すぎ、トノの呼吸がどうもいつもと違う。
比較対象のスミと比べても、ペースが速い。
様子を見ていても、治まる気配がない。
寝ているというより、ぐったりしている?
おかしい。
絶対、これはもうおかしい。
真夜中0時、しかも元旦。
今のかかりつけは当然だけど電話がつながらず、
前の病院にかけたら3コールで当直の先生に。
キャリーバックに入れるにも、
ぐったりして足を投げ出したまま。
タクシーつかまえて(こういうときに限って赤信号ばかり)、
タクシーの中でますます容態が悪くなっていくトノをなだめて、
釣りも受け取らずに病室にかけこんで、
でも、血液検査もエコーもレントゲンも悪い箇所が見つからず。
入院が決まって、
点滴をつけられて横になったトノが、
どんどん苦しそうになって、口をあけて呻くように息をしているのが
見てて辛くて辛くて。
同意書を書いて、
入院の内金を納めて、
空のキャリーバックを持って帰宅したら、
スミが当たり前だけど、落ち着かない。
さっきからずっと鳴いて、
いつもの数倍甘えるけれど、
私のコートのトノを抱きかかえた袖の部分の
臭いを嗅いでは私の顔を見る。
ごめんね。
トノは今日、帰れないんだよ。
いつ帰ってこれるかもわからない。
泣けて泣けてしょうがないけど、
午後また病院に行ってきます。
最近のコメント