同居人であり、恋人であり、ペットであり、パートナーであり、
子供であり、友人であり、他人であり、動物であり、獣であり、
あらゆる要素の入り混じった存在。
先日、猫の保護ボランティアさん宅に見学に行きましたが、
もう、問答無用に、可愛い。
それまで写真でも拝見していて、免疫が出来ていた
つもりでしたが、生のパワー(笑)には適いません。
毛の手触りとぬくもり、愛嬌のある仕草。
この動物をここまで身近に感じるきっかけになったのは、
愛猫家である同僚たちと、
猫の保護ボランティアから猫を譲ってもらい里親になった
友達の存在があります。
私、自分は絶対犬派だと思っていたのに・・・(苦笑)。
私、ペットはペットショップorブリーダーさんから買うものだ、
と思っていました。
が、友達の取った選択は、猫の保護ボランティアの方から
猫を譲っていただく、というもの。
その譲渡のステップも、
(ケースバイケースで、ボランティアさんによってそれぞれ違うようです)
お見合いがあり、厳密な誓約書を交わし、里親としての審査をされて、
ようやく猫を家に迎えられる。
「単に猫をもらうのに、何でそこまで!?」
なんて、云われることもあるそうです。
が、ボランティアの方がそこまでしなければならない、
人間側の理由があるのだと、
この数ヶ月で知ることが出来ました。
猫という生き物をフィルターにして、
その人の人格や価値観が浮き彫りになる。
「猫が嫌い。」
その一言の奥に、色んな考えが潜んでいる。
私の友達には、嫌いといながらも、本当はその存在を
嫌っているのではなくて、
自分で責任を持って飼うことができないから、
動物を飼うことをしない、というある意味とても真摯な気持ちの上で
「嫌い」
とあえて表明している人もいたりして。
むやみに「可愛い」とだけいう人よりも、
よほど命を大切にしている気がしました。
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